ギャラリープレシャスの虚偽説明(H&A編)その3

2回に渡ってご紹介したダイヤモンドのH&A(ハーツ&アロー)カットに関する情報であるが、まとめると

・H&Aはハートマークとアロー(矢)の形状が現れているダイヤモンドに対する称号であるが、GIAはH&Aの鑑定を行なっていない(和田氏は販売ダイヤモンドをGIAのH&A鑑定品と虚偽説明)。
・GIAのCut評価とH&Aは無関係。
・H&AはGIA鑑定の対象外であるが、鑑定依頼者からリクエストがあれば「H&A」の文字をレーザー刻印してくれる。刻印されたダイヤモンドのGIAレポート(鑑定書)には「H&A」の文字がある旨、記載される。
※H&Aという言葉は日本国内で商標登録されているため、H&C(ハーツ&キューピット)と呼ばれることも多いのだが、そのネーミングからも分かるように、ブライダルジュエリーに好適です、という極めて商業的な理由により日本で珍重されているのが実情である。

さて、GIAレポートにH&Aの文字があるからといってH&Aとは限らない訳であるが、和田氏は販売ダイヤモンドがH&Aであることを何を以って確認したのであろうか。

参考サイトによれば、中央宝石研究所やAGTジェムラボラトリーがH&Aの検品を行なっているとのことであるが、和田氏が販売するダイヤモンドについて、これら鑑定機関によるH&Aの鑑定を得ているとの説明を見たことがない。

さらに疑問なのは、一体、誰がGIAにレーザー刻印を依頼したのか?である。

過去のレポートやNEVADAブログなどを読む限り、主なダイヤモンドの仕入先はニューヨークの様だが、H&Aのブランド力が通用するのは専ら日本国内であり、海外の業者がわざわざ刻印を依頼したとは考えにくい。
また、下記ブログによれば、和田氏はダイヤモンドを販売する際にGIAの再鑑定を受けていた様である。

NEVADAブログ:ダイヤモンドの買い取りにつきまして

2年間のご所有でしたので25%程のマイナスとなっていましたが、再販する場合には、GIAに出して新しく鑑定書を取得する必要があり、2~3ケ月販売は出来ませんし、

以上の情報から推測するに、和田氏が販売ダイヤモンドをGIA鑑定に出す際、H&Aの刻印を依頼していたと考えるのが自然である。
この点について、H&Aかどうか分からないダイヤモンドに対しても刻印をしていたのでは?と言う疑惑も生ずるが、実はそれ以上に大きな問題が発生している。それは、
H&Aと刻印したことにより、ダイヤモンドの価値自体が毀損していることである。

繰り返しになるが、GIAはH&Aかどうかの鑑定はしない一方、依頼があればガードル部分にH&Aの文字を刻印してくれる。
結婚指輪を購入する際、二人のイニシャルやメッセージを刻印してくれるサービスがあるが、要はそれと同じレベルの話なのである。ガードル部分に他人のイニシャルかもしれない文字が入っているダイヤモンドなど、欲しい人はいないであろう。
日本国内ならば、GIAのH&A鑑定品と誤認して買い取ってくれるところがあるかもしれないが、少なくとも海外で処分するのであれば、H&Aの刻印は大きなマイナスポイントになってしまうのである(詳細は参考サイトをお読みください)。

刻印を依頼したのが和田氏かどうかは別にしても、H&Aと刻印されたダイヤモンドをGIA鑑定品と偽り最高級品として販売していたのは事実である。
偽る意図はなく、単に和田氏の知識不足という事も考えられるが、和田氏はかつてNEVADAブログで、「ダイヤモンドを知らない者は「4Cが重要」と言いますが、それは素人向けの情報であり、一般販売店で素人に売る時のトークであり、専門家・プロの中で「4C」云々と言えば笑われます。」などと述べており、実際は和田氏の方が日本の一般販売店の素人向け情報を真に受けてH&Aを重宝していたとなれば、滑稽としか言いようがない話である。

NEVADAブログ:再鑑定(ダイヤモンド:驚異的な結果)

【ダイヤモンド】を知らない者は「4Cが重要」と言いますが、それは素人向けの情報であり、一般販売店で素人に売る時のトークであり、専門家・プロの中で「4C」云々と言えば笑われます。

 

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