アンティークコイン購入3つのリスク

アメリカのGoldSilver.comというサイトに「アンティークコイン購入3つのリスク」というタイトルの記事があったのでご紹介する。

Should I Buy Numismatic Coins? 3 Risks of Collectible Gold Coins

Updated: May 23, 2017 ] Numismatic coins can be a fun hobby, and can offer the collector a beautiful timepiece from interesting periods in history. Unfortunately, many novice investors that dabble in this market have lost money. And in many of those cases, the price of gold actually rose while the coins were held!

アンティークコイン投資は、株式投資と比較して安定的でリスクの少ない投資と考えておられる方も多いと思うが、成熟したコイン取引市場を有するアメリカに於いてさえ、FTC(連邦取引委員会)が警告を発しているとおり、多くの投資家が損失を蒙っているのが現実である。

上記記事を要約したので、御一読頂きたい。


アンティークコイン収集は歴史ロマンを感じる趣味でありますが、残念ながら、金価格が上昇している局面においても投資としてアンティークコインを購入した多くのビギナーは損失を蒙っています。
本記事では、アンティークコイン投資における3つのリスクをご紹介します。

1.大きなプレミアムを払ったが・・・
アンティークコインの価格は地金型金貨に比べてかなり高額です。その価格差(プレミアム)は25%〜数千%にもなります
しかし、あくまでコインの価値は客観的評価で決まります。コインの価値は稀少性、コンディション、需要によって変動します。いくら稀少価値のあるコンディションが良いコインを所持していても、買い手の需要がなければ、収益は見込めません。価格が掲載されたガイドブックが毎年出版されていますが、いつでもその価格で売却できるとは限りません。
 一方、地金型金貨は金価格に連動しており、稀少性や需要の問題とは無縁です。金価格が上昇しているにも関わらず、アンティークコイン投資家が損をする理由がここにあります。

2.知識不足
歴史的価値のある素晴らしいアンティークコインを所有することはコレクター冥利に尽きますが、投資的な面から言えば必ずしも成功したとは限りません。
ベースボールカード、漫画、アートワークを収集するのと同じように、アンティークコイン投資についても、その知識がなければコインの購入が良い投資だったかどうか知る由もないからです。
FTC(米国連邦取引委員会)は、「アンティークコイン投資に関する消費者向け情報」と題した消費者報告書を発行し、すべてのアンティークコイン投資家に対して最初にやるべきことを述べています。
“あなたが投資としてアンティークコインの購入を考えているなら、FTCは次の言葉を贈ります。「一にも二にも先ず研究」“
“研究をするつもりがないのであれば、リスク(損失)が大きいので、コイン投資はすべきではない。”
FTCは、コイン・鑑定機関・販売ディーラーの調査に時間を費やさず成功する投資家はいないと述べています。実際、この業界には「コインを買う前に本を買え(研究しろ)」という言葉があるくらいです。

アンティークコイン投資のリスクは小さくありません。現にIRA(アメリカの個人年金制度)は、法律でアンティークコイン投資での資金運用が禁止されています
また、コイン業界は主に投資家ではなくコレクターによって成り立っていることに留意してください。アンティークコインの主な購入層はコレクターです。
繰り返しますが、自身で研究するのが億劫で、業者のセールストークをそのまま受け入れる人は、大火傷する前にコイン投資から身を引く方が賢明なのです。

3.売却益を得る難しさ
アンティークコインの売却自体は容易ですが、売却によって利益を幾ら得られるのか。
多くの人は購入の際、大きなプレミアムを払っているので、売却益を得るためには大変な苦労が必要です。保有するコインの人気がなければ、買い手はあなたの希望する価格では買いません。
アンティークコインは地金型金貨と比較して取引規模が小さく買い手が少ないことも留意してください。 地金型金貨は全国で活発に取引されていますが、アンティークコインの取引は同じようにいきません。

コインディーラーの中には、買取りや買戻しの保証を行なっているところもあります。しかし、書面に記されていても必ずそれを守るとは限りません。
また、価格の保証までしていないのであれば、購入価格を大幅に下回る価格での買い取りであっても、業者は顧客との約束を果たしたことになるのです。

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